Microsoft Office Picture Manager
マイクロソフト・オフィス・ピクチャーマネージャー(以下「PM」と略します)
簡単な操作で画像の切り抜きや補正(画像編集)ができます。
専門的な画像編集ソフトと比較すると複雑な処理はできませんが、操作性はマイクロソフト製品(ワード・エクセル)に近いため、PMは初めての人でも比較的簡単に操作できます。
圧縮
前回、サイズ変更と圧縮の違いについて簡単な解説を行いました。今回は圧縮についてのお話です。「アッシュク?何それ、おいしいの?」と思われてしまった方はサイズ変更と圧縮をご参考ください。
PMでの圧縮はサイズ変更を伴います。用途に合わせたサイズ変更と同時に圧縮を行います。
先ずは「圧縮」作業ウィンドウを表示しましょう。
メニューバーの「画像」をクリックし展開されたメニューから「圧縮」をクリックすると「圧縮」作業ウィンドウが表示されます。
圧縮の目的
用途を選択し圧縮します。
・ドキュメント
画像は圧縮され1024×768ピクセル以内に収まるように大きさが変更されます。
・Webページ
画像は圧縮され448×336ピクセル以内に収まるように大きさが変更されます。
・電子メールメッセージ
画像は圧縮され160×160ピクセル以内に収まるように大きさが変更されます。
※「〜ピクセル以内に」より小さい画像は圧縮できません。
圧縮の効果
サイズ変更と比較してファイル容量がどれだけ圧縮されるか見てみました。
設定値 | サイズ変更 | 圧縮 |
---|---|---|
ドキュメント(1024×768px) | 611KB | 565KB |
Webページ(448×336px) | 132KB | 32.3KB |
電子メール(160×160px) | 28.4KB | 14.5KB |
※使用した画像ファイルは大きさ1600×900、サイズ1266KB
設定後の画像の大きさはサイズ変更/圧縮とも上記の既定値となります。
今回のサンプル画像(1600×900)を使用しサイズ変更・圧縮にて「電子メール(160×160)」用途の設定を行ってみました。
↑サイズ変更
↑圧縮
圧縮画像は厳しい画質に見えますが、このままでは画像が小さすぎるので400%表示し並べて比較してみました。
上画像をクリックして大きい画像で確認すると良く分かるのですが、圧縮は画像がより劣化します。PMにおいては「必要に応じてサイズ変更、それでもデータ量をもっと減らしたい」という場合に圧縮を利用することになりそうです。
小さい画像は見ての通りちょっと見ただけでは劣化は分かりませんので、必要以上に劣化を気にすることはありません。こんな小さい画像を拡大して見て「何だ!この汚い写真はっ!!」という人には「小さい画像をわざわざ拡大するなら最初から大きい画像を・・・」です。